むち打ちとは?

こんにちは!

大阪市西淀川区姫島にある「ひめじま本通整骨院 cure」です。

皆さん交通事故に遭われた際によく起こることはご存知でしょうか?

それはむち打ちです。今回はむち打ちについてご紹介します。

 

むち打ちは、正式には「頸椎捻挫(けいついねんざ)」や「外傷性頸部症候群(がいしょうせいけいぶしょうこうぐん)」と呼ばれ、首に不自然な力が加わった際に起こるケガです。特に自動車の追突事故などでよく見られ、頭が急激に前後に振られることで、首の筋肉や靱帯、神経、関節などにダメージを受けます。日常生活で起こる転倒や、スポーツ中の接触でも発症することがあります。

 

症状は非常に多岐にわたります。代表的なものとして、首の痛みやこり、可動域の制限、頭痛、肩や背中の痛みが挙げられます。これらは事故直後ではなく、数時間から数日後に現れることがあるため、注意が必要です。また、神経が圧迫されることで、腕や手のしびれ、感覚異常、筋力の低下が起きることもあります。さらに、自律神経に影響を及ぼすと、めまい、耳鳴り、吐き気、不眠、集中力の低下、倦怠感など、身体全体の不調として現れる場合もあります。

 

むちうち(頸椎捻挫や外傷性頸部症候群)の具体的な治療法について、詳しく解説します。

 

【1. 急性期(発症から数日〜1週間程度)】

症状:首の強い痛み、炎症、運動制限などが強く出る時期

■ 安静

首をなるべく動かさないようにし、症状の悪化を防ぎます。

寝具や枕も首の負担を減らすようなものに工夫します。

■ 頸椎カラー(首の固定具)

柔らかいスポンジ製のものや硬めのものがあります。

数日〜1週間程度装着し、首の安静を保つ目的で使用します(長期間の使用は推奨されません)。

 

【2. 亜急性期(1週間〜1ヶ月程度)】

症状:炎症が落ち着き、痛みはあるが動かせるようになってくる時期

■ 物理療法(リハビリの開始)

温熱療法:ホットパックや遠赤外線治療で血流を促進。

電気療法:低周波や干渉波などを用いて痛みを緩和、筋肉を刺激。

牽引療法:頸椎を軽く引っ張り、筋肉や神経の圧迫を軽減(合わない場合は中止)。

■ 運動療法(リハビリ体操)

医師や理学療法士の指導のもと、軽いストレッチや可動域訓練を行います。

首・肩・背中の筋肉を無理のない範囲で動かし、再発防止につなげます。

 

【3. 慢性期(1ヶ月以降)】

症状:症状が軽快する人もいれば、慢性化して痛みや違和感が続くケースもあり

 

■ 筋力回復トレーニング

姿勢改善や首・背中のインナーマッスル強化を目的とした運動を行う。

整体やパーソナルトレーニングを併用する人もいますが、医師と相談のうえ行うのが望ましい。

■ 心身のケア(心因性の痛み対策)

長引く痛みには精神的ストレスが関与していることもあります。

心療内科やカウンセリング、心理療法(認知行動療法など)を併用することがあります。

【治療期間の目安】

軽症なら数週間で回復

中等症以上の場合、数ヶ月にわたってリハビリが必要なことも

長引く場合は慢性化し、数年単位での治療が必要となるケースもあります

 

むちうちは軽視されがちなケガですが、放置すれば慢性的な痛みや神経障害を引き起こすリスクもあります。事故や衝撃を受けた後、たとえその場では症状がなくても、数日以内に体調の変化があれば早めに医療機関を受診することが大切です。正しい知識と対処を持って、早期の回復を目指しましょう。

 

当院では治療だけではなく、自宅で出来るストレッチ等もお伝えします。

気になる症状がございましたら一度ご連絡ください!

ひめじま本通整骨院