脊柱管狭窄症と身体のしくみ

こんにちは!ひめじま本通整骨院の田中と申します。
気候が雨だったり、日が照っていたりで秋!という感じはまだまだ先ですね、、。

今回お伝えしたい症状は「脊柱管狭窄症」です。

脊柱管狭窄症と聞いたら大体の人は聞いたことがある病名だと思います。
症状の例は
* しばらく歩くと下肢(太ももからふくらはぎやすねにかけて)のシビレや痛みが出て歩けなくなり、少し休むとまた歩けるようになる。
* 立っていると下肢のシビレや痛みがひどくなる
* 前かがみになったり座ったりすると楽になる
* 後ろに反る体勢が辛い
* 腰痛はそれほど強くないが、下肢の痛みやシビレが辛い
* シビレや痛みは足の両側にある
* 痛みはあまりないがシビレが辛い
* 歩くのは辛いが自転車には乗れる
* 足に力が入らない
などが上げられます。

では脊柱管狭窄症の症状や病態を説明していきます。

脊柱管とは椎骨と言われる骨がトンネルのように連なって、その管に脳から続いている脊髄神経が通っており、それをつなぐ椎間板や黄色靭帯などで構成されています。脊柱管狭窄症とは、その脊柱管が狭くなる病気です。

脊柱管狭窄症の主な要因は脊柱管の中を通っている黄色靭帯と後方関節が主な原因で腰を反らしたりするのを制限されたり、腰がそらされることにより症状が誘発されたりします。
下肢、臀部のシビレ、疼痛、下肢の筋力低下、脱力感が立ってる時や歩行時に発生、歩行時に増悪し中断せざるを得ない状態になることもあるが、約5分~15分ぐらい休んだら回復してまた歩き出せる。このような歩行中にシビレや痛みにより歩行を中断して休んだら再び歩ける状態を間欠性跛行(かんけつせいはこう)と言います。
腰部脊柱管狭窄症による間欠性跛行ではしゃがむや座るなど腰椎が前彎を減少させる姿勢をとる事で症状が緩和するのが特徴です。
加齢や仕事による負担、腰の病気などにより、背骨が変形することで脊柱管が狭くなります。そのせいで、中の神経が圧迫されて血流が悪くなり、腰や足の痛み、しびれなどの症状が起こりますが、圧迫される神経の場所によって、症状の表れ方が異なります。

ではどうしたら症状を改善出来るのか。
多くの方はブロック注射やコルセット、リハビリ、手術と考えると思います。
実際重度になれば手術をしなければ改善出来ないこともあります。
ですが、他にも方法はあります。

当院では体のバランス、体の使い方、生活の癖を問診、検査をしていきながら患者様に合った治療を行っています。
脊柱管狭窄症の症状で腰を反ると足に辛いシビレが起こるので、楽になるために体を前に傾けてしまいます。そうすると前に倒れていかないように膝を曲げて膝で踏ん張るようになり負担が足(腰、ふくらはぎ)にかかっていきます。本来は土台である骨盤に重心が乗っかるようになっており真っ直ぐな姿勢で整えられていますが、前に傾けることにより骨盤にあった重心が前に行き整えられていたバランスが崩れてしまいます。

当院ではバランスが崩れないように電気やテーピング・手技やストレッチを行っています。また他にも鍼治療を行っています。
鍼にはシビレの出ている範囲に関係している神経、脊柱管に向かって打つことで痛みを抑えたり、シビレの度合いを減らすことが出来ます。神経に関わる筋肉にも鍼を打つことにより筋肉の緊張を和らげる事も出来ます。

こちらで使っている電気は“高周波”という電気で、奥の筋肉まで届くので動かしながら治療をしたり、ピンポイントの電気を使いながら動かせていない筋肉を動かしたり、動かせる範囲を広げるために使います。

 

また、脊柱管狭窄症の場合当院での治療だけでは変化が出にくく、日常生活の中でも姿勢や運動などを意識していただく必要がある場合もあります。

ですので、普段から実践できる患者様にあったストレッチや運動も教えています。

 

脊柱管狭窄症と診断された方が来院されて、「どこに行っても痛みが減らない」「治る兆しが見えない」と言われることも多いですが、きちんと身体の状態に合わせて治療を行い改善した症例も多数あります。日常生活に困っている方はひめじま本通整骨院にお越しください!

執筆者:鍼灸師 ひめじま本通整骨院 多田翔真

皆様が今以上に楽に生活を送って頂けるように、痛みや不調の根本的な原因を改善するための知識・技術を日々追及しています。日常生活での使い方のクセや仕事やスポーツなどでの身体の使い方など、ご自身では気付けていない痛みや不調の元となる悪い習慣を改善できるように、身体の使い方や普段からできる筋トレやストレッチなどもアドバイスさせていただきます。

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