耳にしたことはある「ヘルニア」について知っていますか?

こんにちは!

大阪市西淀川区姫島

阪神本線姫島駅から歩いてスグ!の「ひめじま本通整骨院cure」です!

 

今回はみなさんも耳にしたことがあるであろう「ヘルニア」についてお話していこうと思います。

というのも先日親戚から

「お医者さんにヘルニアと診断された」

「もう一生付き合っていくしかない」

「仕事を続けられるのかな」

と言った相談を受けました。

実際に患者様と話していても上記のような言葉をよく聞きます。

その都度患者様には説明するのですが、なかなか世間一般のイメージを変えることが出来ないので、今回は皆さんの聞いたことがある「ヘルニア」についてお話していきます。

 

腰椎椎間板ヘルニアとは?

腰椎椎間板ヘルニアは、腰の骨(腰椎)の間にある椎間板が変性し、一部が飛び出して神経を圧迫することで、腰痛や下肢のしびれ・痛みを引き起こす疾患です。主にL4/L5やL5/S1の椎間板で発生しやすいです。


原因

  1. 加齢による変性
    椎間板は加齢とともに弾力性を失い、ヒビが入りやすくなります。
  2. 姿勢の悪さ
    長時間の座位、猫背、前かがみの姿勢が負担をかけます。
  3. 重いものを持ち上げる動作
    急な動作や無理な力のかかり方で発症することがあります。
  4. スポーツや外傷
    ジャンプやねじる動作が多いスポーツで発生しやすいです。
  5. 遺伝的要因
    椎間板の弱さが遺伝することもあります。

症状

  • 腰痛(特に動作時や長時間の同じ姿勢で悪化)
  • 神経痛(片側の臀部から足にかけてのしびれや痛み)
  • 筋力低下(つま先立ちやかかと歩きが難しくなる)
  • 感覚異常(脚や足先のしびれ、感覚の鈍さ)
  • 膀胱直腸障害(重症時)(排尿・排便のコントロールが困難)

診断

  1. 問診・身体診察
    • どの動作で痛みが強くなるか、どの部分がしびれるかを確認。
  2. 画像検査
    • MRI:最も有効で、ヘルニアの位置や神経の圧迫を確認。
    • CT:骨の異常が疑われる場合に有効。
    • X線(レントゲン):骨の配列異常を確認(椎間板自体は映らない)。

治療法

① 保存療法(まずはこれから)

  • 安静・生活習慣の改善(無理な動作を避ける、姿勢の改善)
  • 薬物療法(痛み止め:NSAIDs、筋弛緩薬、神経痛緩和薬)
  • 理学療法(ストレッチ、筋力トレーニング、温熱療法)
  • ブロック注射(神経の炎症を抑えるための局所麻酔)

② 手術療法(保存療法で改善しない場合)

  • ヘルニア摘出術(内視鏡手術):小さな切開でヘルニアを除去
  • レーザー治療(PLDD):レーザーで椎間板の圧力を下げる
  • 人工椎間板置換術:重症例で椎間板の機能を回復させる

予防法

  • 正しい姿勢を維持する
  • 適度な運動(体幹トレーニングやストレッチ)
  • 長時間の座位を避ける(1時間ごとに立ち上がる)
  • 重い物を持つ際は膝を曲げて持ち上げる
  • 体重管理(肥満は腰に負担をかける)

腰椎椎間板ヘルニアは自然治癒するのか?

腰椎椎間板ヘルニアは 自然治癒する可能性があります。特に 軽度~中程度のヘルニア であれば、時間の経過とともに症状が改善することが多いです。

一般的な自然治癒のメカニズム

  1. 吸収(マクロファージによる分解)
    • 体内の免疫細胞(マクロファージ)が飛び出した椎間板の一部を「異物」と認識し、分解・吸収する。
  2. 脱水縮小
    • ヘルニアが時間とともに水分を失い、縮小することで神経の圧迫が軽減される。
  3. 周囲の適応(神経の慣れ)
    • 神経が炎症に慣れ、痛みの感じ方が弱くなることもある。

どれくらいの期間で治るのか?

個人差はありますが、3ヶ月~1年以内に症状が軽減することが多い です。

  • 3ヶ月以内:約70~80%の人が保存療法(薬、リハビリ)で改善
  • 6ヶ月~1年以内:ヘルニアが縮小または消失するケースもある

MRI検査をすると、数ヶ月~1年でヘルニアが小さくなっていることが確認されることが多いです。


自然治癒を促すためにできること

ヘルニアの自然治癒を早めるためには、適切なセルフケアと治療を組み合わせることが重要 です。

1. 安静と生活習慣の見直し

  • 過度な動作を避ける(特に前かがみや重い物を持つ動作)
  • 長時間同じ姿勢を避ける(座りっぱなしはNG)
  • 寝るときは横向きor仰向けが楽な姿勢(腰に負担をかけない)

2. 適度な運動・ストレッチ

  • ウォーキング(腰への負担が少なく血流を改善)
  • ストレッチ(股関節・ハムストリングの柔軟性を高める)
  • 体幹トレーニング(腹筋・背筋を鍛えて腰を支える)

3. 食事と栄養管理

  • 抗炎症作用のある食品を摂る(青魚、ナッツ、緑黄色野菜など)
  • 水分補給をしっかり(椎間板の水分保持のため)

4. 痛みが強い時は医療機関を受診

  • 痛み止め(NSAIDs)や神経痛緩和薬の使用
  • ブロック注射(強い痛みを抑えるため)
  • リハビリ・理学療法の指導を受ける

手術が必要なケース

自然治癒が期待できない、または悪化する場合 は手術が検討されます。
手術が推奨される症状

  • 強い痛みが3~6ヶ月以上続く
  • 下肢の麻痺・筋力低下(歩行困難)
  • 排尿・排便障害(重症例)
  • 日常生活に支障があるレベルの痛み

まとめ

腰椎椎間板ヘルニアは、日常の姿勢や生活習慣によって予防や悪化のコントロールが可能です。初期であれば保存療法で改善することが多く、症状が悪化した場合には手術も選択肢となります。腰痛やしびれを感じたら、早めの受診をおすすめします。

少しでも思い当たる症状やお悩みがあるようでしたらお気軽にご相談ください。

ひめじま本通整骨院