実は違うかも?坐骨神経痛とは

こんにちは!

大阪市西淀川区姫島

阪神本線姫島駅から歩いてスグ!の「ひめじま本通整骨院cure」です!

 

4月!春!桜!新生活!

こんな言葉を耳にすると少し明るい気持ちになるのは私だけでしょうか!?

最近は毎日普段以上にうきうきと元気にお仕事ができているような気がします(笑)

 

さて、今回はそんな新生活や新しい環境になることでかかってくるストレスも関係する「神経」に関わる症状である

「坐骨神経痛」

についてお話したいと思います。

坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)は、坐骨神経が何らかの原因で圧迫されたり刺激されたりすることで起こる、腰から足にかけての痛みやしびれを特徴とする症状の総称です。


🔍【症状】

  • 腰からお尻、太ももの裏、ふくらはぎ、足にかけての痛み

  • しびれ、チクチク感

  • 足の力が入りにくくなる(重だるさ)

  • 長時間立っていたり、座っていたりすると悪化

  • 片側だけに症状が出ることが多い


💡【原因】

坐骨神経痛は病名ではなく「症状名」で、以下のような病気によって引き起こされます:

原因となる病気 説明
椎間板ヘルニア 椎間板が飛び出して神経を圧迫
脊柱管狭窄症 神経が通る管(脊柱管)が狭くなり神経を圧迫
梨状筋症候群 お尻の筋肉(梨状筋)が坐骨神経を圧迫
腰椎すべり症 椎骨が前後にずれて神経を圧迫
外傷や腫瘍 神経の圧迫や損傷

🩺【治療法】

🔸保存療法(まずはこちらが一般的)

  • 安静

  • 痛み止め(NSAIDsなど)

  • 神経ブロック注射

  • リハビリ・ストレッチ

  • 温熱療法・電気治療

  • 鍼灸治療

🔸手術療法(重度の場合)

  • 圧迫の原因を取り除く手術(ヘルニア摘出、脊柱管拡大など)


🧘【セルフケア・予防】

  • 長時間同じ姿勢を避ける

  • 軽い運動やストレッチ(特に腰・お尻周辺)

  • 体幹を鍛えて腰の負担を軽減

  • 姿勢を正す(猫背や反り腰に注意)

  • 体重管理(腰への負担軽減)


もし症状が続いている、または強くなってきている場合は、整形外科神経内科での診察をおすすめします。必要に応じてMRIなどの画像検査が行われます。

そしてここからが皆さんにお伝えしたい本題になります!!!

果たしてみなさんが感じている「坐骨神経痛」は本当に「坐骨神経痛」なのでしょうか?

実は「坐骨神経痛」と診断された患者様でも確認してみると意外と「別の神経」が原因のことがあるんです!

🧠【坐骨神経の走行:どこを通っているのか?】

✅ 1. 腰椎のあたり(腰の骨)から出発

  • 腰椎の4番目(L4)~仙骨(S3)あたりの神経が合流して「坐骨神経」になる。

  • 腰の奥、仙骨神経叢からスタート!

✅ 2. お尻の中を通過

  • 梨状筋(りじょうきん)というお尻の筋肉の下、または間をくぐり抜けてくる。

  • ここで圧迫されると「梨状筋症候群」に。

✅ 3. 太ももの後ろをまっすぐ下降

  • 大腿(太もも)の後ろをまっすぐ通る。途中で分岐しない。

  • 膝の裏(膝窩:しっか)まで進む。

✅ 4. 膝の裏で分かれる(分岐点)

ここで2つの神経に分かれます👇

分岐した神経 通る場所 役割
脛骨神経(けいこつ) ふくらはぎの後ろ 足裏・ふくらはぎを支配
総腓骨神経(そうひこつ) 膝の外側~スネの外側 足の甲・足首・つま先の動きに関与

こちらが坐骨神経の通り道のイメージです。

ざっくりと言うと、このイラストの黄色いラインから大きく外れた場所の痛みは

「坐骨神経痛」ではない可能性が非常に高いです。

なので痛みの場所や症状の出方に合わせて検査を行い、それぞれの状態に合わせた施術を行うことが重要です。

「坐骨神経痛」に限らず神経痛は辛い症状です。

もしお悩みのようでしたら一度当院までご相談ください。

ひめじま本通整骨院