その痛み脊柱管狭窄症が原因かも?

こんにちは!

大阪市西淀川区姫島

阪神本線姫島駅から歩いてスグ!の「ひめじま本通整骨院cure」です!

 

みなさんGWはいかがお過ごしだったでしょうか?

今年は例年以上におうちでゆっくり過ごしたよ~と患者様から聞くことが多かったように感じます。

ちなみに私は毎日元気に患者様の施術を行っておりました!笑

当院は祝日も診療しているので、お気軽にお問合せください!

 

さて、今回は最近よく患者様からお問合せ頂く

「脊柱管狭窄症」

について書いていこうと思います。

脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)とは、脊髄や神経の通り道である「脊柱管」が狭くなり、神経が圧迫されることで痛みやしびれなどの症状が出る病気です。主に加齢に伴って起こることが多く、中高年に多く見られます。


🔍 脊柱管狭窄症の概要

  • 脊柱管とは?
    背骨の中を通るトンネルのような空間で、脊髄や神経が通っています。

  • 狭窄とは?
    「狭くなる」こと。椎間板の変性、骨の変形(骨棘)、靭帯の肥厚などが原因で脊柱管が狭くなります。


🧠 主な症状

  • 腰やお尻、足の痛みやしびれ

  • 長い距離を歩くと足がしびれて休まないと歩けなくなる(間欠性跛行

  • 足の感覚が鈍くなったり、力が入りにくくなる

  • 前かがみになると症状が軽くなることが多い


🎯 原因

  • 加齢による椎間板の変性

  • 骨の変形や骨棘(こつきょく:とげのような骨の出っ張り)

  • 靭帯(黄色靭帯など)の肥厚

  • 椎間関節の変性


💉 治療法

保存療法(軽症〜中等症の場合)

  • リハビリやストレッチ

  • 投薬(痛み止め、神経の炎症を抑える薬)

  • 神経ブロック注射

  • 鍼灸施術

手術療法(重症・進行した場合)

  • 神経の圧迫を取り除く「除圧術」

  • 必要に応じて脊椎を固定する「固定術」


🧭 よくある部位

  • 腰部脊柱管狭窄症(最も一般的)

  • 頚部(くび)や胸部で起こることもありますが、頻度は低いです

 

✅ 鍼灸治療の目的

鍼灸では、神経の圧迫自体を解剖学的に取り除くことはできませんが、以下のような症状の緩和や生活の質の向上が期待できます:

  • 筋肉の緊張を緩める(特に腰背部や臀部、下肢)

  • 血流改善による疼痛緩和

  • 自律神経のバランス調整

  • 間欠性跛行の緩和

  • しびれ感の軽減


📚 有効性に関するエビデンス

  • 鍼灸が慢性腰痛や坐骨神経痛に効果があるという研究結果は多数ありますが、
    「脊柱管狭窄症」そのものに対する高品質なエビデンスは限定的です。

  • ただし、日本や中国などでは臨床的に「効果がある」とする報告が多く、以下のような報告があります:

    • 一部の患者で間欠性跛行距離が延びた

    • 痛みスケール(VAS)の改善がみられた

    • 投薬量が減少した例もある


⚠ 注意点

  • 鍼灸は「根本治療(脊柱管の狭さそのものの改善)」にはならない

  • 症状が**重症(運動麻痺や排尿障害)**の場合は手術が優先されるべき

  • 医師と相談しながら、保存療法の一環として併用するのが安全

 

「脊柱管狭窄症」で悩まれている患者様は長年痛みや痺れに苦しんでいる方が多いです。

中には「もう治らないんじゃないか」「お仕事を続けられないな」と仰られる方もいます。

脊柱管狭窄症はすぐに完治するような疾患ではありませんが、根気強くお身体の状態に合わせて対応していくことで改善が見られることが多いです。

もし脊柱管狭窄症でお悩みでしたら一度当院までご相談ください。

ひめじま本通整骨院